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一昨年、チーズナッツパークで行われた東日本エリア戦にBクラスにて参加した際には、下から数えた方が早い成績というか、ほぼビリのような成績でした。その際はCクラスでエントリーしたんですが、芋おやじ殿から「CクラスにほかにエントリーがいないからBにしちゃってよ」っていう連絡が来て、強制的にBクラスになってしまったんですよね。
しかし今回は、自主的にBクラスでの参加です。速くなったからというわけではないんですが、今回のCクラスのレースは、時間も周回数もテスト中のセクションも少なく、ルートも短いので、内容的に物足りない感じがしたからです。また、オフロードの新人である奥田くんのような人のためにこそ、Cクラスはあけておかなければいけないんだ、と思ったのもあります。Bクラスでは良い成績は望めないだろうけれど、自分なりに頑張ってみようと思いました。
車検を受けて、そのままパルクフェルメへ車両を入れます。

パルクフェルメに、色とりどりの車両が並ぶ…この風景、好きです。
桜は五分咲きといったところかな。
パルクフェルメからの帰り道…。おおっ♪おはようカネコくん♪

ニャリタに来たらやっぱりカネコくんをなでなでしないとですよね♪
ブリーフィングの後は、まずCおよびC-Wクラスのレースです。
オンタイム初体験の奥田君。

KDXをYZ125に乗り換えての初レースでもあります。
こんなに楽なレースは初めてです、と笑っていました。オンタイムは、周りのライダーと競う感じがないし、設定時間にも余裕があるので、確かに「楽に」走れてしまいますね。でも、成績は……リザルトを見て、悔しかったよね。その悔しさをバネにますます成長することでしょう。伸び盛りの22歳、1〜2年後には軽くぶち抜かれちゃうかな?こっちも頑張らなくちゃ!
11時30分から、いよいよA/Bクラスのレースです。
規定周回数はAクラスが12周(3周/1時間 x 2セット + 4周/80分 + 2周/30分)、Bクラスは11周(3周/1時間 x 3セット + 2周/30分)です。
一周目はテストタイムの計測を行わないので、ここであらかじめ下見をしながら、コースの攻略方法を考えます。…しかしながら、測定を行わないとはいえ、アクセルを開けられるところはちゃんとある程度開けて、路面のグリップ感や、各所で使うギヤを見極めながら走りました。懸案のログプールは、案外無難に通過。ゲコタのおかげでしょうか。

テストが終わって、ルートのはじめはモトクロスコース…最初にコースインする下りが、ちょっと怖かった(笑)その後は、しゃかりきに飛ばす必要がないので怖くなく、楽しく走れました。恐れていたエンデューロコース裏のキャンバーも、所要時間に余裕があったので、慌てずに走ることができました。
一周目にパドックまで戻ってきたところで、だいたい13分ほど経過していました。三周セットで一時間ごとのタイムチェックだから、平均すると一周あたり20分まで時間が使えます。思ったより余裕がありました。
二周目からが本番です。いよいよタイム計測が始まりました。
なんか気合いが上滑りして、一周目の下見走行のほうがうまく走れたような…
テストを走り抜けたところにJEC中西さんがいて、指差す方向に今のタイムが表示されていました。
3分8秒。
まずはこのタイムを基準にして、「どう縮めて行くか」を考えます。
最初のミニモトコースは、もうちょっと開けられるな。大坂を降りたところの丸太は、まっすぐ入れば早めにアクセル開けてっても大丈夫じゃないかな?
そして三周目。3分5秒。3秒縮みました。

ここで、タイムチェックまで15分ほど余っているので、小休止です。
トランポが隣の隣だったT澤さんと話していると…二周目が2分50秒で、三周目は2分40秒台だと??ええええ。T澤さん、ハイスピード苦手っていってたじゃないですか。それでそんなタイムがでちゃうんだ??うわー。Bクラスやっぱりレベル高い。僕も頑張って、せめて3分切らなきゃ!と気持ちが奮起しました。
ミニモトコースの右コーナーは大外から斜めに入って、ジャンプはつぶしていったほうが速いかな、とか、ふたつめのガレを抜けたあとは左ラインより太めの丸太を超えたほうが速いよ、など、T澤さんのラインどりをいろいろ教えていただきました。ありがとうございます。こういった、テスト攻略方法の情報交換がまたオンタイムレースの面白いところなのです。
二セット目は絶対三分切る!という気持ちで、パドックで出会ったちばてつさんに、次こそ三分を切る!宣言をして、張り切って出ました。
四周目。3分3秒。
パドックでライブリザルトを見ていたしまちゃんに「今、六位だよ!」といわれました。ええ、そうなんだ?何台中かわからないけど、それってけっこう悪くないかも?気分がちょっと舞い上がりました。

しかしここから、二周連続で不運が続きました。
前のバイクに追いつき、抜きあぐねる。前のバイクを抜いたら、その先にさらにもう一台。そんなことが続いて、3分11秒、3分10秒とタイムを落としてしまいました。前のバイクと、十分に間を空けて出てるつもりなのに、なぜこんなリズムになってしまったのでしょう?このあたりが、オンタイムレースの難しいところです。
そして、極めつけは、二度目のタイムチェックを終えた後、3セット目の一周目(=7周目)。
前のバイクにタイヤセクションで追いついてしまったら、タイヤに乗り上げたところでエンストして停まり、エンジンがなかなかかからない様子…。狭いところなので、前に出ることもできません。ここのタイムは3分16秒と、たいへん悲しいことになってしまいました。他のバイクに追いついてしまうことで、合計30秒以上を失った感じです。
しかしながらひとつ、猛省しなければいけないことがあります。前のバイクがエンストして停まったとき、思わず「あーっ!!」と、後ろで大声で叫んでしまいました。あれが聞こえていたら、きっと嫌な思いをさせてしまったでしょう。…自分もまた、そういうことをやらかすかも知れないのですから、責めるべきではないのですが、思わず、感情がほとばしって無意識で叫んでしまいました、ホントにごめんなさい。
気を取り直しての8周目で3分1秒。行ける、三分切れるはず!
9周目でついに、2分59秒…!!!に見えて、ガッツポーズを出しかけましたが、3分0秒でした。あー悔しい!!

三度目のタイムチェックの後、いよいよ最後の2周です。
またまた前のバイクに追いついてしまいました、たぶんこの人には、三回追いついてしまっています。上り坂でスタックしたので、横を通ります!と叫んで通過しましたが、あの声かけは危険回避のためなので許されますよね。3分6秒。
ついに最後の一周。大きなミスはなかったですが、ログ山の左ラインに停まっているバイクがいてちょっと焦りました。右から無事に通過。3分3秒。最後の二周は無難にまとめた感じになりましたが、とうとう三分を切ることができませんでした。

結局のところ、ログ山で多少ヨレて危なっかしい周回はありましたが、転んだり、停まってしまうことは一度もありませんでした。ゲコタを選んだおかげですね。
マシンをパルクフェルメに入れて、レース終了。
ファイナルクロスはありません。
さて、結果はどうなったのか…(続く)→
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